ご機嫌よう、
そちらのお天気はどうかしら?
こちらは絶好調の猛吹雪。
UK古典的話題手札がこれ以上似合う天候はないってくらい。ホリデーもビックリよ。
そんな猛吹雪の地から
お待ちかねのプレゼントをお届けするわ。
さあ!受け取る準備はいい?
クリスマスが嫌いな人なんて、いないわよね?
まずは1日目、クリスマスイブ
ここで電子機器の持ち込みが制限されたから写真は数枚だけ、でも荘厳とも言える迫力が伝わるものが撮れた。
雪花舞う白亜の外観と
そして私の宿泊する部屋
チェックインしての体感は、
まさに唯一無二。
写真は当然、事前に隅々までリサーチ済ではあったけれど、正直体感するのと情報だけでここまで違いのある場所もそう多くないのよ。
そしてここは、体感してこその場所。
エントランスに足を踏み入れた瞬間から、全くの別もの。
ショーウィンドウに飾ってある優雅なドールハウスにでも入ってしまったような
映画の世界でもいい
物語でもいい。
誰かの描いたものに入る、非日常への没入感。
きな臭い話を知らなければホテルとして完璧、いいえ完璧以上かしら。
部屋の感想はそうね、月並みだけど言葉にするなら、貴族の邸宅にタイムスリップしたみたい。
でも勿論古臭さなんて全くのゼロ。
それどころか館内は常に薄く百合なのかしら、花の良い香りが漂っている。
非日常的な空間だけど現役で生きているアンティーク達の暖かみと重厚感で、とても落ち着くし……
そう、まるで長年住んだ自分の部屋みたいに居心地が良い。
ものの数十分、
エントランスから部屋までで見事にこのホテルにハマる人達の理由が分かった。
隙の一切ない完璧さ、優美優雅豪奢……
そんな飾り立てる言葉を使うことしかいけないと思わせる、賞賛の空間作り。
そして、そこへの没入感と錯覚するほどの快適さ。
施設としてだけならお城や美術館で結構だけど、そこはホテルとしてのホスピタリティも最高。
歴史が身に染みる場所だけど、大丈夫。
アメニティはピジョンウォーターじゃなかったから安心して。
他にも館内だけでいくらでも話はできちゃうんだけど……
そ れ よ り も !
ディナーで顔合わせした面々の色とりどりさを先にお伝えするわ!
有名ホテルの会長だったり、招待風の面子も数人。
それに学生、エンバーマー、理髪師、盲目の調律師、探偵、記憶喪失の男性…
これだけでまるでミステリー小説の導入でしょ?
極めつけは白亜の王様
インタビュー記事やTV取材もあまり受けない事で有名なオーナーを実際目の前にして、話すタイミングが得られなかったのだけが今夜一つだけにして最大の後悔ね。
でも、のんびりクリスマスディナーを楽しみに行った訳じゃないわ。
話すタイミングは無かったけれど、彼を実際に見て分かったこともある。
まるで役者みたいな、話す言葉も速度も振る舞いも身に纏う空気も自分の意思で作り出していた。
年相応にも、もっと上にも見える。
己の与えたい印象を寸分違わず相手に与えることができる、鼓動も自由に動かせたりしてね。
まさにここの王様、
このホテルとそっくりだった。
もう、それなのに!
触れる距離にいただけですわ
なんて、本当に悔しいわね!
7日の間で絶対に謁見の時間を勝ち取って、あの作られた完璧の影を引っ張り出してみせる。
そんなところも、皆しっかり楽しみにしててちょうだいね!
それじゃあ、また明日
純白のお城から愛を込めて